私が石を集め始めたのは2014年頃からです。
6年間使えるほとんど全てのお金を石に変えてきました。
スイス水晶から始まり、ヒマラヤ水晶、ボルダーオパール、、、
石を資産と言えば聞こえはいいですが、周りから見れば呆れる程のコレクター気質です。
ある日私は気が付きました。
完全に集め過ぎた。。。
特にヒマラヤにハマってからは、行くたびに数10kgを持ち帰るので、床が抜けるんじゃないかと心配になる程です。
少しづつ放出しなきゃな。。。
前から興味があったミネラルショーに出店してみよう。
調べると、地元札幌で「北海道鉱物展2019」なるイベントがあり、早速申込み、出店させて頂ける事になりました。
2018年からInstagramで海外の方をメインに少し販売していたのでイメージはありました。
ただ、イメージを形にしていく作業には時間が必要でした。
シングルポイントを並べるケースもネットで買うのは簡単ですが、私は作ります。
お盆をベースにNRスポンジゴムを切ってくっつけて。
キューバの葉巻箱に、各国の新聞紙と段ボールで作った仕切りを。。
新聞紙は水晶を扱う人にとって、いつでも一緒のソウルメイトです。
メインのディスプレイは、本物の実験器具を使用しました。
ポールをジョイントで固定してラックを設置して、ムッフでクランプを付けます。
水晶を挟みます。
今まで見た事がない組み合わせですが、非常に合います。
デコレーションには、試験管やビーカーにエポキシレジンを流し込み、カラーを追加しました。
名刺も一新しました。
準備は整いました。
さて、3日間のフェスティバル。
参加は10店舗程のガチガチローカルスタイル。
私が集めてきた石たちは皆さんに気に入ってもらえるかな。
少しの不安と圧倒的な興奮。
地元ということで、ありがたい事に初日から友達やファミリーが来てくれて、場を和ませてくれました。
手にとって、眺めて、あーだこーだ石のはなし。
お気に召されて持ち帰ってくれるひと。
一度見て、また戻って来てくれて、持ち帰ってくれるひと。
何も言わずに、マスターピースをサクッと持ち帰るひと。
お小遣いで持ち帰ってくれる小学生。
毎日見に来てくれるひと。
たくさんのひとが見ていってくれました。
ひと、と言うと失礼だけど、お客様なんて窮屈過ぎる。
フリークス。スキモノドウシ。
今思い出しても、温かい幸せなエナジーに包まれます。
旅をするように、日本のミネラルショーを回ってみるのも面白そうだな。。。
現在計画中です。
ありがとうございました。